パーキンソン病の症状は、症状の変化や生じる頻度、程度の個人差が大きい病態です。
この資材は、患者様のご家族や介護者の方に活用頂くことで、前回の診察からの変化を体系的にまとめることが出来ます。
パーキンソン病
神経変性疾患の中で最も多く、黒質ドーパミン作動性ニューロンの変性が大きく寄与し、線条体のドパミン低下によって諸症状が引き起こされると考えられています。
初期症状は、振戦が6-7割程度と最も多く、歩行障害・筋強剛・無動などがそれぞれ1割程度です。
コンテンツ
パーキンソン病の症状変化チェックシート
- 【配布元】
Takeda Medical site - 【コンテンツ種類】
会員限定コンテンツ - 【監修】
岩手医科大学医学部内科学講座 神経内科・老年科分野
前田 哲也 先生
コンテンツ内容
パーキンソン病の症状変化チェックシート
- 患者様・非医療従事者向け
∟じっとしている時、手足のふるえがある。
∟動作がのろくなった。(思ったように動かない)
∟表情がとぼしくなった。
∟着替え・ボタンかけ・靴下をはくことが思うようにできない。
∟歩くスピードが遅くなった。
∟今までできていた趣味を楽しむことができなくたった。
∟薬の効き目が切れる感じがある。
∟目が覚めたとき体を動かしにくい。
∟体が勝手に動いて、生活しづらいことがある。
- 解説【医療関係者向け】
主に早期パーキンソン病でみられる症状
∟【運動症状】じっとしている時、手足のふるえがある。
∟【運動症状】動作がのろくなった。(思ったように動かない)
∟【運動症状】表情がとぼしくなった。
∟【ADL】着替え・ボタンかけ・靴下をはくことが思うようにできない。
∟【ADL】歩くスピードが遅くなった。
∟【ADL】今までできていた趣味を楽しむことができなくたった。
主に進行期パーキンソン病でみられる症状
∟【ウェアリング・オフ】薬の効き目が切れる感じがある。
∟【モーニング・オフ】目が覚めたとき体を動かしにくい。
∟【ジスキネジア】体が勝手に動いて、生活しづらいことがある。
以上の項目に関して、
□もともと無い
□とても増えた
□かわらない
□やや減った
□とても減った
から、チェックすることが出来ます。