パーキンソン病の症状は、症状の変化や生じる頻度、程度の個人差が大きい病態です。
この資材は、患者様のご家族や介護者の方に活用頂くことで、次の診察の1週間前から変化をまとめることが出来ます。
パーキンソン病
神経変性疾患の中で最も多く、黒質ドーパミン作動性ニューロンの変性が大きく寄与し、線条体のドパミン低下によって諸症状が引き起こされると考えられています。
初期症状は、振戦が6-7割程度と最も多く、歩行障害・筋強剛・無動などがそれぞれ1割程度です。
パーキンソン病患者さんの1週間日誌
- 【配布元】
Takeda Medical site - 【コンテンツ種類】
会員限定コンテンツ - 【監修】
岩手医科大学医学部内科学講座 神経内科・老年科分野
前田 哲也 先生
コンテンツ内容
- 測定日
- 睡眠時間(起床時間・就寝時間)
- 薬を服薬した時間
- 動きやすい時間
- ウェアリング・オフ現象
- ∟動きにくい時間
- ∟動けない時間
- ジスキネジアで困っている時間
- メモ
総評
パーキンソン病患者様は、1日で複数回(5-6回)の服薬をすることも珍しくはなく、
1日の中で、時間と相関した症状が出ることも多くあります。
この記録を毎日続けることは大変ですが、
診察前の1週間続けることで、今の現状を医師に整理して伝えることが出来ます。
むやみに薬を増やすだけではなく、
適切なデータ集積が行えれば、薬の服用時点における用量の調節や、減量につなげることも可能かもしれません。