感冒症状時などの抗生剤に【佐薬】※1として、整腸剤が処方されることが多いと思います。
主に抗生剤連用による腸内細菌嚢の乱れからくる、下痢予防のためと考えられますが、整腸剤によっては、抗生剤の種類によって、適応に当てはまらないことがあります。
いくつかの整腸剤の添付文書を見てみましょう。
【佐薬】
主薬の効き目を良くしたり、不快な副作用が生じるのを防いだりするために用いる薬物。
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ビオフェルミンR・ラックビーR
ビオフェルミンR
最もよく見るのが、 ニューキノロンに対しての ビオフェルミンR では、ないでしょうか。
ビオフェルミンR散には、耐性乳酸菌を、1g中に6.0mg含有します。
ビオフェルミンR散の適応を確認すると以下の記載があります。
ニューキノロン系やペネム系の適応の記載はありません。
ラックビーR
ラックビーRには、ビオフェルミンRと同様の成分を含有します。
ラックビーR散には、耐性乳酸菌を、1g中に10mg含有します。
適応を見ると、ビオフェルミンRと同様であることがわかります。
こちらも、ニューキノロン系やペネム系の適応の記載はありません。
代替案
これらの処方が、ニューキノロン系の抗生剤と一緒に処方があった場合、私はミヤBMを代替案として疑義紹介することが多いです。
ミヤBM
ミヤBMは、酪酸菌を含有します。
酪酸菌は、芽胞を形成しているため、酸や抗生剤に抵抗することができます。
そのため、ミヤBMの添付文書には、抗生剤の併用に関する記載はありません。
そのほかの注意点
耐性抗生剤の単剤投与のケース
ビオフェルミンRや、ラックビーRなどの耐性菌の製剤は、抗生剤の併用を原則としているため、単剤での処方には原則使えませんので、疑義紹介が必要です。
ここで原則としたのには意味があり、抗生剤をその処方以前に服用していて、その後に耐性菌製剤が処方されることがあるためです。
今までの流れと、今の状態をしっかり確認してから投薬することが大切ですね。
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