ネシーナ錠は、糖尿病治療で使われる薬で、インスリンの分泌促進作用を持つ、
DPP-4阻害薬に分類される薬剤で、食事に相関した作用を持つため安全性が高い特徴を持ちます。
ネシーナ錠(成分名:アログリプチン安息香酸塩)は、1日1回経口服用する薬剤であるため、1日2回服用の、エクア(成分名:ビルダグリプチン安息香酸塩)やスイニー(成分名:アナグリプチン安息香酸塩)よりもコンプライアンスよりも、向上が見込める薬剤です。
排泄は、主に腎からであるため、腎機能に応じた投与量の設定が必要です。
一方で、CYPにおける多剤との相互作用の影響を受けにくい特徴を持ちます。
このページでは、ネシーナ錠の指導せんを紹介します。
コンテンツ
指導せん解析
誰に対して使いやすいか
- ネシーナ錠を服用される(されている)患者様
どんな場面で使いやすいか
- 初めて、糖尿病の薬を服用される患者様に、【糖尿病】について指導する時
- 初めて、ネシーナ錠を服用する患者様や継続して服用の患者様に、低血糖症状を指導する時
この指導せんを使用することで、どんなメリットがあるか
ネシーナ錠を初めて服用する患者様に対し、
糖尿病の治療で必要となる基礎知識を押さえて頂いた上で、今後の血糖目標を確認することが出来る。
ネシーナ錠を服用する中で大切な、低血糖症状への対応を指導することが出来る。
ネシーナ錠を服用される患者さんへ
- 【配布元】
Takeda Medical site - 【コンテンツ種類】
会員限定コンテンツ - 【ボリューム】
カラー 12ページ
コンテンツ内容
- 血糖値はどのように調節されているの?
- 糖尿病ではどうして血糖値が高いままなの?
- ネシーナはどのように働くの?
- ネシーナを服用する際の注意点は?
∟低血糖症状とは?
∟低血糖症症状がおこったら。
∟低血糖症状を起こさないために - 糖尿病治療の目標
- 糖尿病が原因で起きる主な合併症
- 2型糖尿病ののみ薬について
- 血糖コントロール目標
総評
この、指導せんは、初めてネシーナ錠を服用する患者様に適しています。
特に、経口糖尿病治療薬として、ネシーナ錠を服用するのが初めてである場合は、
糖尿病治療の基礎知識を確認し、今後の目標を設定する上で活用しやすい資材になると思います。
他薬からの切り替えや、継続服用している患者様に対しては、
低血糖症状への対応について、綺麗なカラーなイラスト共にまとめられているため、
改めての確認として、活用するといいでしょう。
ネシーナ錠を含めた多くのDPPー4阻害剤は、腎排泄の製剤です。
クレアチニンに応じた調節が必要になるため、定期的に【身長】【体重】【検査値】を確認しましょう。
【外部リンク】日本腎臓病 薬物療法学会 eGFR・CCrの計算
では、上記の項目を入れるだけで、簡単に腎機能を計算できます。
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