降圧薬を使われている患者様に対し、冬場の血圧変動を抑えるための指導をすることはとても大切です。
ヒートショックによる死亡者は、交通事故による死亡者の3倍を超える年もあったほどです。
コンテンツ
ヒートショックとは・・・
急激な、温度変化により、身体が受ける影響のこと。
温度差の大きいところに移動すると、身体が温度変化にさらされて、血圧が急変するため、脳卒中や心筋梗塞などを引き起こす恐れがある。
1回の投薬で、1から10までの情報提供をすることは難しいです。
適切なツールを利用して、より良い投薬に繋げましょう。
寒い季節の自宅での過ごし方のポイント〜血圧管理の観点から〜
作成・配布元
- 【配布元】
Takeda Medical site - 【コンテンツ種類】
会員限定コンテンツ - 【監修】
帝京大学医学部 衛生学公衆衛生学講座主任教授 大久保 孝義 先生
コンテンツ内容
入浴時の注意点
- 脱衣所や浴室を暖め、他の部屋との温度差を小さくする。
- 湯温を40℃程度にし、5-10分くらいの入浴を目安にする。
- かけ湯をした後にゆっくり漬かり、浴室から急に立ち上がらない。
- 入浴前と後には水分をとる。
- 食後や飲食後の入浴を避ける。
- 体調不良時や薬剤服用後も避ける。
睡眠時・起床時の注意点
- 室温を20℃程度に設定し、部屋が暖まってから、着替える。
- 洗顔はぬるま湯を使用する。
- 夜間や早朝にトイレに行く場合に備え、暖房便座や便座カバーを使用する。
- フローリングにカーペットなどを敷き、裸足を直接床に触れないようにする。
外出時の注意点
- 外出時、マフラーや厚手の防寒着を着用する。