日本は、世界でも有数の食塩過剰摂取国。(2014年の日本人の食塩摂取量は10.0g/日)
塩分のコントロールは、高血圧患者だけではなく、糖尿病患者に対しても、とても重要な項目です。
コンテンツ
おすすめの対象者と使い方
この指導せんの前半部分は、【塩】についての知識をわかりやすいイラストで、
知ることできるので、地域の講演会などのコンテンツとして、導入に使いやすいとおもいます。
後半部分は、
食塩量の計算方法 ・ 目安摂取量 ・ 減塩の具体的なワンポイント ・ 塩分濃度の調べ方 が キレイなイラストで解説されているため、血圧コントロールを始める患者様などの、食事療法で介入が必要な患者様へ活用出来る構成です。
ここがオススメ!
- 栄養成分表示から食塩量を求める方法(P5)
- 減塩の具体的方法(P6-P7)
- 塩分を測定する方法の解説(P8)
①栄養成分表示から食塩量を求める方法
ナトリウム量(mg)x 2.54 ÷ 1000 = 食塩量(g)
推奨食塩摂取量
厚生労働省推奨 食塩摂取量
- 成人男性 8g/日 未満
- 成人女性 7g/日 未満
高血圧患者の推奨食塩摂取量
- 6g/日 未満
②減塩の具体的方法
朝食
- パンは食塩を含んでいるので、
ご飯・イモ類・コーンフレークやオートミール がオススメ。 - ハムなども食塩量が多いので、食べ過ぎに要注意。
- おかずを、卵や納豆などに変える。
(納豆に含まれるカリウムは、ナトリウムの排泄を助ける。)
昼食
- 丼物は、タレも全て食べることになるので、食塩摂取量が多くなりがちなので、控える。
夕食
- 煮物類や和物は、感じる味よりも食塩量が多い傾向がある。
減塩醤油で作れば、食塩量を半分に出来る。 - 味噌汁は、具を食べるだけにする。
- 味付けを塩や醤油ではなく、レモンなどの酸味やコクで行うようにする
- 醤油を効かせたい時には、かけるのではなく、付けるようにする。
③塩分を測定する方法の解説
食品の塩分を調べる
- 塩分測定器を使う
尿から塩分摂取量を調べる
- 検査紙で調べる
- モニタで調べる
いい塩梅でいきいき長生き 健康を守る減塩読本
作成・配布元
- 【配布元】
Takeda Medical site - 【コンテンツ種類】
会員限定コンテンツ - 【監修】
横浜市立大学院医学研究所分子内分泌・糖尿病内科学 寺内康夫先生
宮川内科小児科医院 宮川政昭 医院長
コンテンツ内容
日本人は塩を取りすぎています
- 世界各国の食塩摂取量
- 代表的な料理の比較
日本人は昔から塩をたくさんとってきました
- 日本における古代・中世・近世・現代の【塩】についての変遷
食塩のとりすぎはいろいろな病気の原因になります
- 食塩の過剰摂取がもたらす病態
- 上手な塩とのつきあい方
食塩摂取量を意識して健康な生活を!
- 食塩を意識して、食生活を変えてみよう
減塩療法にご活用ください
- 食塩の塩分濃度を調べる
- 尿から塩分摂取量を調べる