日々のバイタルや健康の状態を記録しておくことはとても大切です。
この高血圧手帳を利用することで、高血圧治療を行うときに大切な基礎知識を確認することが出来ます。
文章が多いので、倦厭してしまう患者様もいらっしゃるかもしれませんが、代表的な食品の塩分摂取量やカロリー量を確認することが出来ます。
服薬指導の際に活用するよりも、概要をお伝えし、ご自宅でしっかり読んで理解頂く使い方が向いている資材だと思います。
服薬指導に活用するとすれば、降圧剤の初回服薬指導にお渡しすると良いかもしれません。
コンテンツ
紙媒体の健康手帳を使うメリット
- 医療従事者が確認する時に俯瞰性がある。
- 特別な機械(デバイス)や、スキルが必要ない⇨誰でも使える。
- 患者本人以外でも活用することができる。⇨搬送などの特別なことが起きた時に使いやすい。
- 決められた項目以外も記載しやすい。
- 導入コストが安い。
私見ですが、今はまだ、紙媒体の方が、患者利用率は高く、医療従事者も活用しやすいと思います。
一方で、電子版は、常に本人が情報を携帯し、アクセスすることができるので、情報を一元に管理できることは大きなメリットと言えそうです。
事前に連携しておけば、紙媒体のように、記入漏れが起こることもありません。
また、電子版に付随する機能は、有用なものが多く、処方箋画像の薬局への送信機能は、患者待ち時間の短縮に繋げやすいため、助かっています。
今後、電子版の乱立が解消し、医療機関との連携の強化が進めば、電子版のシェアは、大きくなると考えています。
高血圧手帳
作成・配布元
- 【配布元】
Takeda Medical site - 【コンテンツ種類】
会員限定コンテンツ - 【企画】
武田薬品工業株式会社 - 【編集】
伊藤 裕(慶應義塾大学 内科学 教授) - 【製作】
株式会社 協和企画
コンテンツ内容
Ⅰ高血圧について知ってほしいこと
- 血圧の値が2つあるのはなぜですか?
- 「高血圧」とは?
- なぜ「高血圧を治療するの?」
- 「高血圧」の原因は明らかになっているのですか?
- 「高血圧」は遺伝しますか?
- 「高血圧」に特有な症状はありますか?
- 「高血圧」は治りますか?
- 「高血圧」とどう付き合っていけばよいのですか?
Ⅱ高血圧について知ってほしいこと
- 血圧は日常生活の中でいつも一定ですか?
- 血圧は天気や季節などの影響を受けますか?
- 血圧には睡眠が影響しますか?
- 血圧は右腕と左腕のどちらで測っても同じですか?
- 厚着をすると血圧が正確に測れないと聞きましたが本当ですか?
- 自宅や職場で血圧を測ることは治療の参考になりますか? またいつ測ればよいのですか?
- 自宅で児童血圧計を使って血圧を測っていますが、機会が表示する「脈拍数」も書き留める必要がありますか?
Ⅲ高血圧の治療(こうすれば血圧を下げられる)
- 薬をつかわずに血圧を下げる方法がありますか?
- 高血圧では1日の食塩量をどのようにしたら良いでしょうか?
- 太りすぎ(肥満)は高血圧にどう影響しますか?
- タバコは高血圧にどう影響しますか?
- アルコールは高血圧にどう影響しますか?
- 運動は高血圧にどう影響しますか?
Ⅳ高血圧の薬物による治療
- どのような高血圧でも薬で下がりますか?
- 高血圧の薬(降圧剤)にはどんなものがありますか?
- 降圧剤により血圧が下がりすぎることがありますか?
- 降圧剤は一生飲み続けるのですか?
- 降圧剤の副作用にはどんなものがありますか?
- 薬が足りなくなったときはどうしたらよいですかしょうか?
日常食品の塩分
日常食品のカロリー
記録できる項目
- 測定日
- 収縮期血圧/拡張期血圧(mmHg)
- 脈拍(拍数/分)
- 測定時刻